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「中津川に住もう!」

中津川市へようこそ!山が近くて川がきれいで水も空気もおいしい

2023年8月末(外国人含)

人口と世帯
人   口 74,618人
男  性
女  性
36,662人
37,956人
世  帯 31,617世帯
中津川市に住もう

初雪と里芋の収穫。(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年12月22日

こんにちは。移住サポーターの田中浩子です。

子どもたちが待ちに待った初雪が降り、前日からワクワク・・・翌日に銀世界になったのを確認して早速スキーウェアを着こんで登校していきました。雪合戦をしたようでクタクタになって帰ってきました。子どもは元気です。

雪が降ると心が落ち着きます。もう何もできないなーという諦めにも似たような安堵感。

その後、降ったり解けたりしながら寒い年末を過ごしています。

 

さて。

中津川にも雪が降る前日、奇跡的に里芋の収穫を終了しました。

すべての里芋を株のままハウスに作ったムロに運び込みました。あとは春までムロから出しながら出荷していきます。

無事に終わってほっとしました。

 

植え付け時期の春。緊急事態宣言の最中でした。

(春)今年はどんな年になるか分かんないし、とりあえず沢山植えておこう

→(夏)雨が多くて里芋喜ぶ

→(秋)豊作なのはいいけど収穫がなかなか終わらない

ということで、自分で播いたタネは必ず自分に返ってくるということを身をもって実感しました(笑)たくさん収穫したので儲けた気になります。まぁ、食べることはできるから飢え死にはしませんが。

12年前に就農する時に分けていただいた種芋を今年も無事に来年につなげることができたことに感謝。毎年畑で育てて寒い冬を貯蔵する、そんなことを繰り返しながら種をつなげてきてくれた先人たちに感謝。師走は感謝を感じる季節です。

 

お大師さまの小豆餅をいただきました。このあたりには冬至に小豆餅を搗いてお大師さまにお供えする風習があります。ちなみに甘くありません。お汁粉に入れて食べたりもするみたいです。

田舎に限ったことではないかもしれませんが、頂きものやお裾分けって巡りますよね。

たくさん手に入ったり、作ったりしたものを頂いたり差し上げたり。食べ物だけではなくて道具や衣類なども巡ります。貨幣経済ではカウントされないことですが、実はけっこう生活を潤してくれる経済だなと思います。ありがたやー。

 

中津川市の一地域である加子母にはNPOかしもむらというのがあります。ほとんどの村民が会員という珍しい団体。そこでカシモールというページが動き始めました。移住者の子が頑張って動かしてくれてます。人数が少ない分、一人の存在が大きいんです。

リンク:カシモール 

リンク:NPO法人かしもむら 

師走です。(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年12月09日

こんにちは。移住サポーターの田中浩子です。

師走です。

雪が降る前に収穫をしなければならない野菜も減ってきました。

(本当は11月中 に全ての収穫を終わらせたかった!)

残るは西方いも(在来の 里芋)と飛騨紅かぶ。

 

飛騨紅かぶは今年はよくできました。手に持っているのは小さいサイズです。

本当に目が覚めるような綺麗な紅色。

家庭ごとに何キロも漬物にして春まで食べます。

西方いもの掘り取りには秘密兵器を導入しました。

その名も里芋割り機!

今年から発売された新製品らしいです。

里芋の株をバラバラにできます。あとは落ちた芋を拾うだけ。素晴らしい!

中山間地の農業には、大型機械よりもこういう小道具が相性が良いです。小回りが利くってことが大事。

テンヤワンヤしているうちに、見渡す畑にいるのは私たちだけという季節になりました。

皆さんは、大豆を収穫し終わったら畑の片付けに入っています。

軒下に干し柿が吊るされていて、庭先に漬物になる白菜や大根が干されています。

初冬の風物詩です。

 

そんな風景にホォっと癒されながら・・・私たちは里芋と格闘中です。いつになったら片付けに入れるのか。

 

以前は、なぜ大掃除を年末にするのかと不思議に思ってました。

だって、年末は寒い。夏にやれば簡単じゃないですか。

でも農家になって分かってきました。

師走が大掃除に適しているわけじゃなくて、年末しか家や道具の片付けはできなかったんです。

夏はヒマがあったら草取り、11月までは畑仕事や保存食を作るのに忙しい。

本当に寒い1、2月にはすくんでる(ジッとしてるの東濃弁)しかない。

12月の中旬になって、慌てて家の片付けに着手してたってわけですね。

いわゆる風習ってやつは、農家にはぴったり来ることが多い気がします。

というわけで我が家の大掃除は年越しも迫ったギリギリになりそうな気配です。

 

先日、国際宇宙ステーション(ISS)が日本上空を通るということで、家族で見張ってました。

写真はISS登場直前の空。

今回ははっきりとしっかりと観察できました。

最近、学校で宇宙について学んでていて、興味のある娘たち。

けっこうなスピードで過ぎ去っていくISSを熱心に見てました。

二人とも「宇宙兄弟」の情報と現在が混ざっている様子。漫画って偉大です。

 

あとひと頑張りで冬モードに入ります。

ピンと張った空気と静かな気配が村に漂うはず。

私が一番好きな季節。待ち遠しいです。

恵那山麓野菜事業がスタート!(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年10月30日

こんにちは、移住サポーターの小池菜摘 <https://twitter.com/natsumikoike/>です。
4歳の娘と、中津川出身の夫と中津川の坂本地区で暮らしています。
いわゆる「嫁ターン」な大阪出身の34歳です。

(photo : 小島葵 <https://twitter.com/65and66/>)

屋号に「Koike lab. -creative office- <http://koike-lab.com>」という名前をつけて自営業をしていますが、
今まではわたしの写真業とまちづくり、そして夫の農業の3本柱でした。
中津川に移住して6年。がむしゃらに生きていく中で、わたしの惚れたこの人の営みで続いていく農村風景を、強く残していきたいと願うようになりました。
4年前に娘を出産してからというもの、この地域ができるだけ永く豊かに存続するためにはと考え、まちづくりのいろいろに関わってきましたが、具体的に農村風景を維持していくためには、そもそも農地が維持されないといけないことに気がつきます。
農地を維持するためにはいろいろと必要な要素があります。
・農家を増やすこと
・農家が適切な対価を受け取ることができる環境をつくること
・今いる農家が売り先を心配することなく、全力でクオリティの高い農産物をできるだけたくさん作ること

それらを解決するべく、2020年6月から新しく「恵那山麓野菜 <https://www.instagram.com/enasanrokuyasai/>
」という事業を始めました。
端的に言うと、恵那山麓(中津川市・恵那市)の農家による農家のための共同出荷システムを構築する事業です。

取り扱う農産物は恵那山麓地域でそだった子だけ。
しかも、*持続可能な農業*に意識のある生産者が育てた子だけ。と、

はじめから決めています。

つまり、わたしが今4歳の娘の将来の選択肢として、この地に住み続けることが出来るようにと願っているのと同じように、それぐらい先の恵那山麓地域について意識しているひとが作った野菜。それと恵那山麓野菜を使用した加工品を販売します。

今は15事業者が趣旨に賛同して参画してくれていて、中津川市からはKoike lab.以外に
・ノウカノカノウ <https://www.instagram.com/kanou_tomoko/>(蛭川)
・ぬくたいファーム <https://www.instagram.com/dabaita88/>(手賀野)
・フカミファーム <https://www.instagram.com/fukamifarm/> (中津川)
・もりのいえ <https://www.instagram.com/morinoie_kitchen/>(加子母)
・アボウ農園 <http://www.nakatsugawa.co.jp/hanaken/noukasyoukai.html>(下野)
・オヤツヤヌフ <https://www.instagram.com/oyatsuya_nufu/> (手賀野)
の6軒が参画しています。

販売先は日を追うごとに増えていて、中津川市では
・PAPAN <https://www.instagram.com/papanbakery/>(苗木)
・ヒビホド… <https://www.instagram.com/hibihodo/>(手賀野)
・ニンファ中津川 <https://www.instagram.com/nympha2009/>(落合)
で原材料としての使用や加工品を常設で販売していただいたりしています。

この10月から、恵那山麓野菜が文字通り24時間お買い求めいただけるお店ができました。
それが、「セブンイレブン中津川駅前店」さんです。

入り口前にはのぼりを立てていただき

専用の売り場を設けていただいています。
お近くを通りがかる際にはぜひお求めくださいね◎

恵那山麓野菜は
・生産者から全量買い取って取りまとめていること(*可能な限り高い値段で仕入れ*)
・最低限必要の経費のみを残す価格設定で日常遣いを可能にすること(*可能な限り安い値段で販売*)
という特徴があり、最大の特徴は
・販売時にどうしても出てしまうフードロスや、規格外野菜の積極的な仕入れで加工品を製造販売している
ということ。

Koike lab.のもったいない工房(加工場)では元々恵那山麓野菜の焼菓子を製造していましたが、
2020年8月に念願のレトルト食品を製造する機械を導入し、旬の野菜を美味しさそのまま1年以上常温保存可能な形に変えて、お届けする仕組みが整いました。
恵那山麓地域でうまれた全てのいのちに敬意を払い、生かしきるための施策です。
*フードロス撲滅!*

賛同してくださる飲食店さんとのコラボ商品の開発も進んでいます。

大好評のおまかせセットも全国からお求めいただいています。
毎週金曜日夕方に集荷してすぐに発送し、おうちに届きます。
もちろん恵那山麓地域のみなさまへもお届けしていて、配送は中津川市坂本のFARM DELI <https://curama.jp/568922107/>
が手から手へ届けてくれますよ◎
最短で収穫24時間以内にこれだけいろんな品目が届くセットはなかなかないなあ、と自負してたりします。

ご注文はこちらから。
https://koikelab.theshop.jp/categories/2568364

それ以外にもこんなシールの貼ってある野菜はみーんな、恵那山麓野菜参画農家が育てたお野菜です。

ぜひお求めくださいね◎

Koike lab. -creative office-
小池菜摘

 

川上地区での暮らし(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年10月01日

こんにちは、サポーターの大畑です。

今回も、僕の自宅兼、工房兼、キャンプ宿兼、シェアレストラン兼、ギャラリー兼・・・
の改装日記を。
前回は、裏のキャンプ場予定地のビフォーアフターでしたので、今回はその他。
写真多めです。

セルフリノベーションを始めた、2015年10月某日の我が家がこちら。

なかなかのもんです、
で室内がこちら。

典型的改装を重ねてきた古民家です。大正元年登記とありましたが、多分もっと前かと。

で解体&片付け、、、これで1年を費やしてしまいました。。。
囲炉裏で煤けた、梁や小梁が出てきました。毎日真っ黒、鼻の穴も真っ黒。

で、いよいよ造作工事です。傾きを直しながら、仮筋交いいれながら、、懐かしいです。

 

で、その1年後、(たぶん、、)

添え柱やら、追加の梁やら、ちなみに追加の梁やら柱も、古材を使ったりしています。

で、そのまた1年後かな、、いや2年後、、、

そして最近がこれ。
古材をアクセントに使っております。

古いガラス建具も明かりとりに。

こんな加工もしています的な例がこちら。
根元が朽ちかけていた柱を直します。

宙ぶらりんで加工です。

で、相手を加工。それを組んでいきます。

金輪継(かなわつぎ)です。まずまずの出来かなと。。

そしてまさに今日の、我が家の玄関です。

ガラス古建具の復活です。

古材壁、檜皮壁、ここまでくるのに長かった、、長すぎ。

まだ先は長い。

今回の改装日記はこの辺で。

「里山古民家キャンプ宿」完成しましたら、ぜひご利用ください。
●自分でキャンプテーブルを作って、その日にキャンピング!
●薪割り、まき風呂、かまど炊きご飯でキャピング!
などできたらいいかなと思っております!

次回は、ゲストルーム側の改装日記でお会いしましょう。

追伸。こんなこともやっております。

秋の大祭で使う、鳥居につける大注連縄作り。
4年に一度当番が回ってくるのです。なかなか覚えられません。
いろいろありますね、田舎暮らしは。

では、また。

工房KOHARU         大畑賢悟

川上地区での暮らし(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年09月14日

こんにちは。今回初めての登場なので、はじめまして移住サポーターの大畑です。

 

まずは、自己紹介も兼ねて、今の生活やら、仕事、これからやろうと(やりたい)してることなどを。

20159月に中津川市川上という地域のとある古民家(想像するような立派な古民家ではありません・・)を購入。セルフリノベーションを開始し、4年かかって未だ未完成、サグラダファミリアか。

当初は、木工房&住まいとだけ考えていましたが、土地に触れ家に触れ、考えが増えてきて、、、

現在、「数組限定ペットも泊まれる里山キャンピング宿」。

薪風呂あり、かまどあり、畑あり、薪割りや、かまどでのご飯炊き、朝どれ野菜の収穫、近くには中津川一綺麗な川上川(だと思っています!)での川遊び

そんな体験もしてもらえる宿。

まだまだ考えていることはあるんですが、少しづつ少しづつ。

 

そんなことを目指して、地域作業もやりながら、もちろん仕事もやりながら、地道に少しづつ進めています。

 

で、我が家を改装してしばらくの4年前。

本当はもっと荒れていました。草刈りした後です。

で、最近キャンプサイトです。為せば成る。で、歳をとりました。ちなみに日本一動ける50歳。(自称、強がり、実は満身創痍)

この前お試しに泊まってもらいました。問題点もありましたが、いい感触かなと。

まだ補修してないかまどがこちら

そして、雪景色の薪風呂焚き口。

お湯がやわらかい、何なら追焚き機能。体の温まりかたが別次元です。大げさではありません。

こんな感じの我が家です。また機会があれば室内のリノベーション日記も。

 

で、僕の仕事。愛知県にいた時から自営業でしたが、この地でも自営業です。

屋号は、「工房KOHARU」木工、リノベーション、木製・古材キャンピングギア作り、そして将来(近い)キャンプ場。みたいな感じです。

屋号のKOHARU(こはる)って?

はいこの子の名前からです。

うちの家族。妻、こはる。

今年の夏、川上川に浸かるこはる。夏でもチョー冷たいですよ。

そしてお試しで遊びにきてもらった妻の友達家族と川上川へ。

綺麗です。

少し宣伝、、キャンピングギアや照明作品。リノベーションで出た古材、古建具、お椀等で作っています。

今日はこの辺で終わりにします。宣伝が最後になってしまいましたが、

今はこの地を拠点として生きていこうかなって思っています。

では、皆さんまたの機会に、移住サポーターの大畑でした。

 

加子母地区での暮らし(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年08月26日

本日も移住サポーター田中さんに、加子母地区での暮らしを紹介してもらいます♪

 

こんにちは。移住サポーターの田中浩子です。

加子母地区に移住して農家をしています。

 

立秋からやたら暑い日々。

しかも2週間以上の雨なし。

人間も辛いですが、畑の作物たちは本当に辛そうでした。特に長梅雨でサボっていた西方いも(在来種の里芋)のヘタりっぷりったら・・・・。

 

こんな時、里に張り巡らされた用水のありがた味を実感します。周囲の田んぼも出穂を迎えているので水がいるし(たなか野菜畑は田んぼはやっていません)、借りている畑によっては構造改善以降一度も水を引き入れたことのない場所もあるので、一筋縄ではいかないです。

というわけで、早朝からのトウモロコシ収穫と並行しての水の引き入れは寝不足を引き起こしました。夫、お疲れです。

先週末から夕立には激しいスコールが降るようになり、数日に渡る夫の必死の作業で入れた水の数10倍の雨が簡単に降り注ぎました。自然ってすごい。敵いません。ヘタっていた里芋たちは、「枯れてなんかいませんけど?」って知らんぷりな余裕顔(笑)

写真↑はスコール後の空。一気に涼しくなりました。

 

トウモロコシの収穫は無事に?終了しました。さすがに長雨の影響を受けて、歯抜け状態だったり、小ぶりだったり。でも、味はよかったようです。皆さんのおかげで無事に売り切りました。ありがとうございました。

トウモロコシ自身は受粉不足で歯抜けになっても気にはしてないんだろうな。人間の都合。

雨が降らなかった分、川遊びは堪能しました。

すぐそこに綺麗な川がある幸せ。

なんといっても涼しいし。子どもらも上機嫌!

川で遊ぶのって体力がいるし、体幹も鍛えられる。いつまでも夢中になる。

こんな経験が一番の宝物になるはず。

 

たったの9日間。全国で一番夏休みの短かった中津川市ですが、子どもたちは夏を満喫して元気に学校へ行っています。

運動会などのイベントも全て「昨年度に倣って・・・」が通用しない。

小中学校のそれぞれ最高学年の娘たちは、毎日考えています。工夫の仕方や楽しみ方など。

考えるってことをさせてもらえるってありがたいなぁと思います。

 

 

今年は、ご多聞にもれずに加子母でも夏祭りは中止となりました。

私にとっては、夏祭りは「また一巡したなぁ」を実感するイベントです。毎年、花火を観ながらシミジミして「来年もこの花火が観られますように」と念じてきました。

余談ですが、加子母では村民が花火協賛金を払います。たったの千円ですが、自分も出資しているっていう気持ちになれる花火です。素敵でしょ?

 

今年は花火もなしかぁと諦めていたら!

素敵なお知らせがきました。

 

シークレット花火会の様子 (←こちらをクリック)

「かしもの子供限定 シークレット花火会」が行われました。

 

↑ これです。

もちろん、会場にいかなくても見えるわけですけど、家族で会場に行きました。

何事も例年通りにはいかない年ですが、いつもの場所で花火が観られたってことが嬉しかったです。感謝感謝!

トウモロコシと入れ替わりで収穫が開始したのがオタフク生姜。

水も暑いのも大好きな作物です。

なんて綺麗な色!

土の中に育つのに、なんて艶やかな姿なんでしょう。

色彩担当の神様はハイセンスです。

毎年、ハッとさせられる色と香りです。

 

 

最近、エッセンシャルワーカーという言葉を見かけます。人々が日常生活を送る上で欠かせない仕事を担っている労働者っていうことみたいですね。

農家はエッセンシャルワーカーらしいです。

ちょっと持ち上げられている気がするけど、悪い気はしません。

でも、士農工商で農が2番目っていうのと同じなんじゃないかなー?と思うのはひねくれているかしら?

 

処暑すぎてもしばらくは暑いようです。

朝晩は、涼しさは1日ごとに増してきました。

秋の葉物苗(キャベツや白菜など)の出荷も始まりました。

こんなに暑いのに白菜?と感じるんですが、収穫は2ヶ月後。もう晩秋です。

あの冷たい空気が待ち遠しいのは私だけではないはず。

 

山間地の秋はつるべ落としが如く早い。

季節との競争が始まります。

加子母地区での暮らし(移住サポーター)

中津川に住もうスタッフ 2020年08月11日

こんにちは。移住サポーターの田中浩子です。

中津川市の一番北にある加子母地区で農業をしています。たなか野菜畑という農家です。加子母に夫婦で移住して、早17年目。農家になって12年目。小中学生の娘が二人います。

地元でお借りした畑で野菜を作っています。郷土野菜のサトイモ「西方いも」、在来種の青豆、スイートコーン、落花生、飛騨赤カブなど面積を多く使う野菜を中心に10品目ほどを育てています。現在、畑の耕作面積は約4ha。畑の枚数は50枚ほど。加子母の土地にあった野菜を中山間地にあった形で育てていきたいと考えています。家庭菜園用の野菜苗の生産もしています。地元の産直や道の駅に出荷してますので、加子母へお立寄りの際はぜひぜひのぞいてみてください。

移住のきっかけなどは、I.Uターン者体験談に2012年に取材してもらった記事が載っているので、お読みいただければと思います。(記事の最後にURLを記載しています。)

 

立秋を過ぎました。

今年は雪のない冬に始まり、コロナ禍の中ではありながらも気候的には平穏な春を迎えたと思ったら、50日にも及ぶ長梅雨。そして、8月に入っても快晴の日に恵まれない夏となっています。そして早くも立秋。

標高500m以上ある加子母地区では夏は短いんです。例年だと、海の日頃から立秋までが本当に暑い夏。我が家にはクーラーはありませんが、寝苦しいというのは数日あるかないか。立秋あたりで空に鱗雲を見つけて「ああ、本当に立秋だわぁ。夏もそろそろ終わりだなぁ」って実感します。

 

今年は、長雨のせいか野生動物がたくさん里に降りてきています。山に食べ物少ないのかもしれないと感じています。ハクビシン、狸、猪、カモシカ、日本鹿、猿、ハシボソカラス、山鳩。畑の周辺で見かける、いわゆる”害獣”をざっと挙げただけでも、こんなにいる。家の前の道でも普通に狐やキジを見かけます。

ここは動物園なのか!

 

 

キジといえば。

私は、都会育ちなのでキジなんて動物園で出会うものでした。(まぁ、上述の動物はどれも都会では出会いませんが。)移住してから気付きました。

「キジはものすごくありふれた生きもの。」

だから、桃太郎のお供は犬、猿、雉子(キジ)なわけですよ。ついでに国鳥なわけですよ。実際に加子母ではしょっちゅう出会います。飛ぶのが下手で畑の周囲で子育てをしています。草刈りをすると飛び出してきたりします。本当に人の近くに生きている鳥なんだということも知らなかった私です。

私たちは、8月はひたすらにトウモロコシを採っています。朝5時ごろから始動して、午前中には直売所に出荷を終了して、午後は子供と近所の川へ行くというのが典型的なパターンです。

大雨の影響を受けつつも、なんとか収穫まで漕ぎつけたトウモロコシ。風に煽られて倒れたのに、見事に立ち上がって実をつけました。本当にありがたい。例年にもまして、野菜のたくましさを感じています。

トウモロコシ収穫の最大のライバルは台風と動物。どうか無事に最後の畑まで収穫できますように!

 

同じコーンではあるけれど、変わり種。

マッシュルームタイプのポップコーンです。一般的なバタフライタイプは今までにも育ててきたことけれど、初めてマッシュルームタイプを育ててます。

なんと!!!雌穂が赤い!!!

綺麗な色!

ポップコーンらしく、長雨なんて関係なし!というほどのたくましい育ちっぷりです。同じコーンでも、スイートコーンに比べてポップコーンの方が野性味があります。たくましい作物は好きです。

 

最近考えていること。

オンラインで旅行に行くとか、コンサートを見るとか、舞台を見るとか、映画を見るとかそんなことができる時代が加速してますね。娘の高校の説明会や通信教育さえもオンライン。田舎に住んでる身としては良い時代だとも言えます。

それでも思うことはオンラインが便利になればなるほど「生」で体験するってことの価値が上がることになるんでしょうね。

旅行先で感じる不安や匂い、劇場に入る時の高揚感。

想像するだけでドキドキします。

やっぱり画面じゃ比べ物にならない感じがします。それとも次第に慣れるんでしょうか。

 

8月は毎日トウモロコシの収穫があるので、加子母からほとんど出ない生活が普通です。今年はコロナ禍のこともあり、子どもたちも祖父母宅に帰省させずに加子母で過ごします。

できるだけせっせと川に遊びに行こう。

身近なリアルを楽しみます。

 

田中さんの移住体験談はこちら

移住体験ツアーを開催しました!!

中津川に住もうスタッフ 2019年11月13日

11/10(日)に移住体験ツアーを開催しました。

定員いっぱいの方のご参加いただき、

市内のイベントや空き家、移住サポーターさん宅を訪問しました!

坂下地区では、岐阜のはじっこマルシェを訪問。

空き家などを活用し、飲食店、アクセサリーの販売、マッサージ、絵画展、ペーパークラフトなど様々な催しを行っていました。

川上地区では、夕森もみじまつりを訪問。

約1万5000本のもみじが、色づいていました。

マルシェでは、移住サポーター大畑さんの愛犬「コハル」がお出迎え!

また、マルシェでは五平餅、きのこ汁、ホットドッグなどグルメも揃っておりここで昼食を取りました。

昼食後は、移住サポーターの大畑さん宅を訪問。

大畑さんは、ご自宅をセルフビルドをしており、今も作業を行っています。

参加者は大畑さんのお話に熱心に耳を傾けていました。

訪問の最後には大畑さんと記念撮影を行いました!

午後も空き家見学を行いました。

落合地区の空き家では、仲介業者の岡山工務店さんにお話をいただきながら見学をしました。

空き家見学を行ったあとは、移住サポーターの小池さん宅を訪問しました。

小池さん宅の畑を訪問し、農業についてお話をいただきました。

畑では、落花生や里芋などを栽培しており、連作障害とならないよう同じ畑で続けて同じ作物を作らないようにしているそうです。

最後は、小池さんが大好きな景色とおっしゃっていた坂本地区から見える恵那山をバックに記念撮影をしました!

様々なところを訪問した移住ツアーも全行程が終わるころには、日暮れを迎えあっという間の一日でした。

今回いただいたご意見も参考に、来年も参加していただいた皆さまに喜んでいただけるツアーを行っていきたいと思います。