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「中津川に住もう!」
今月は「空き家の管理」についてお話しします。
空き家が、賃貸、売買などの取引や解体または適正な管理がされず放置されてしまうと、周辺に悪影響を及ぼすおそれがあります。
具体的には、老朽化による建物の腐食(または崩壊)やゴミの不法投棄など景観や衛生面での問題の発生や、放火・殺人事件の発生など治安の悪化を招くおそれがあり、社会的な問題に発展しているケースが少なくありません。
また、建物の崩壊・瓦の落下などにより他人に損害を与えた場合、所有者に過失がなくても、被害者に対し損害賠償する責任を負うこともあります。
このように空き家を放置することは、所有者にとってリスクが高いため、
「近隣住民への悪影響」、「防火・防犯」、「所有者責任」の観点から適正な管理が必要となります。
時々、将来に備え建物の財産的な価値を維持するため、空き家の換気、通風、通水、住宅設備・機器の劣化防止などを行なっているとお聞きすることがありますが、「空き家(ふだんは誰も住んでいないこと)」にすること自体が財産的価値を下げることになります。
コストや期間、将来の利活用方法などを総合的に考え、経済的にも精神的にも所有者の不利益にならないような、『空き家にしない』管理を考えていきましょう。