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2024年6月末(外国人含)

人口と世帯
人   口 73,995人
男  性
女  性
36,375人
37,620人
世  帯 31,973世帯
中津川市に住もう

「加子母木匠塾」記念すべき第30回開催中

中津川に住もうスタッフ 2024年8月31日 土曜日

移住サポーターの田中浩子です。

中津川市加子母に夫婦で20年ほど前に移住し、「たなか野菜畑」という屋号で露地野菜や野菜苗を栽培している農家です。

 

標高500~800mの中津川市加子母地区でも、暑い暑い夏でした。
夏の加子母には大学生がたくさんいます。
加子母木匠塾という活動に全国から集まってくる大学生たちです。

今年は記念すべき第30回目で、開校式の8月9日から閉校式の8月31日まで合計300人以上の学生が滞在するという一大行事です。

加子母地区の人口は2400人弱だから、その人数の多さが与えるインパクトの大きさが伝わるでしょうか。

唯一のスーパー「アトラ」に行っても学生さん達が買い出しをしていますし、道の駅でも野菜やソフトクリームを買っています。

地区内の道を散歩している若者達、不慣れな田舎道をウロウロしながら進む車。
川遊びする子達も度々見かけます。加子母の夏祭りにも参加して、ボランティアをしたり盆踊りで盛大に盛り上がったりと存在感があります。
高齢化の進む加子母地区で、いちばん平均年齢が下がる季節かもしれません。

 

今年は京都大学、京都工芸繊維大学、京都芸術大学、立命館大学、滋賀県立大学、金沢工業大学、名城大学、東洋大学の8大学から建築を専攻する学生さんたちが集まっています。

木材の歴史が深い加子母地区で木材の加工や知識を学ぶ「木育」を通して地域との交流を行うということで、加子母地区の建築に関わる職人さん達に教えてもらいながら制作物を作っていきます。
今年の制作物は車庫やモニュメント、遊具やベンチとのこと。

  

第30回目ということで、地区内には歴代の木匠塾の学生さん達が作った制作物があちらこちらにあります。もちろん朽ちていくものもありますが、手入れしたり撤去したりというアフターフォローも夏以外の季節に行ったりしてくれています。
聞いたところによると、建築を専攻しているとはいえ大学で木造建築物を作るという経験はほとんどないとのことでした。

この活動でプロから直接教えてもらいながら木に触れるということは貴重な体験でしょう。
また、他大学の学生さん達同士が交流するというのもいいですね!

 

地域との交流も積極的で、加子母の子供達との交流、加子母観光、朴葉ずし作り、製材工場や木造建築の見学、林業の座学などなど色んな人と場所に触れています。

長年にわたり、学生達を迎え入れる加子母の人たちの熱意に感心します。

こういう交流が、きっと学生達を加子母ファンにしていくんでしょう。

 

木匠塾に参加している学生さん達、加子母を楽しんでください。

 

加子母木匠塾 https://www.kashimokusho.com/